メッセージ集4 |
シナリオ16〜20 バラム問答はストーリーに関係ないです |
キルフォートルート(Lawルート) | 渚ルート(Neutralルート) | 晴臣ルート(Chaosルート) |
シナリオ18.別離の川 <クリア前> 渚 待ってたわよ、みんな。 勇二 まさかほんとに会えるとは 思わなかったよ。 渚 ふふ、やるもんでしょう? 晴臣 再会を喜び合う前に、 周囲に気を張れ。 囲まれているぞ。 キルフォート たしかに。 まるでボクらがみんな揃うのを 待っていたかのようだね。 渚 わざわざ全員が集まるまで 待ってるなんて・・・・ 小ざかしいわね。 晴臣 すぐに後悔することになる。 万にひとつの可能性すら 失くしたことをな。 <クリア後> キルフォート さてと・・・・とりあえず、 それぞれの見聞を お披露目といこうか。 渚 そうね、じゃあ私から。 私は、この魔界に 可能性を感じたわ。 渚 人と悪魔の共存について。 私にはその可能性が見えた。 それをもう少し追求してみたいの。 キルフォート なるほど・・・・ね。 じゃあ次はボクの番かな。 キルフォート ボクは生き残った人々を探して 歩き回ったんだけど・・・・ その中でいろいろと発見があった。 キルフォート 中でも一番の収穫は、 生き残った人々の間に 強い信仰心が芽生えていることだね。 キルフォート 信仰心の特に強い一団は、 今も千年王国の建国を 信じて疑ってない。 キルフォート そこに・・・・神の使者が 姿を現したんだ。 キルフォート ボクは使者とともに千年王国の 建国のために働きたい。 勇二 晴臣は? お前は何か見つけたのか? 晴臣 俺は悪魔との共存も、 神とやらの庇護もいらん。 晴臣 俺はこの世界で、頂点に立つ。 キルフォート ・・・・ずいぶんと危険な発想だね。 晴臣 何者にも縛られず、 己の生き方を貫く。 最も自然な在り様だと思うが? キルフォート 秩序を失った世界で 皆が生きていけるほど、 人は強くはないよ。 晴臣 仲良く肩を並べて生きていく必要が どこにある? 渚 共存こそが最も美しい形じゃない? その中での自由を それぞれが享受すればいいでしょう。 勇二 ・・・・みんな、考えてるんだな。 渚 あなたは何も考えなかったの? 勇二 俺は・・・・まだ答えが見つからない。 キルフォート なら、ボクと一緒に行こう。 ボクならキミに答えを 示すことができると思う。 晴臣 柏木、俺とともに来い。 未来など、誰かに用意される ものではない。 渚 柏木くん・・・・私は・・・・ あなたと行きたい。 渚 ひとりで立ち続けられるほど 私は強くないけど・・・・ あなたとなら、きっと・・・・。 勇二 俺は・・・・ 1.渚とふたりで 2.晴臣と覇道を 3.キルフォートと千年王国を 3.キルフォートと千年王国を 勇二 俺はキルフォートと 千年王国を目指そうと思う。 キルフォート 勇二! キミならそう言ってくれると 信じてたよ! 晴臣 ちっ! くだらん・・・・。 お前には失望した。 渚 ・・・・それも、道だと思う。 あなたがそう決めたのなら、 私に止めることはできないわね。 渚 さよなら、勇二くん。 ほんとはもっと、 一緒にいたかった・・・・。 渚と晴臣は 去っていった・・・・。 キルフォート ありがとう、勇二。 さぁ、ふたりで神の国を目指そう! 勇二 ああ、そうだな。 シナリオ19.レーテの橋 <クリア前> キルフォート キミが一緒に来てくれて よかったよ、勇二。 キルフォート りそうのための犠牲の上に立つ資格が キミにはある。 勇二 俺は誰かのための礎になっても かまわないと思っている。 勇二 ただ・・・・この目で 理想の世界の姿は見てみたい。 キルフォート 大丈夫、キミにも見えるよ。 この先にある地獄の門を超えて 魔界の深淵にたどり着けば。 勇二 魔界の底に神の国があるのか? キルフォート あるんじゃない。 作るんだよ、この世界に。 そのためにボクらがいるんだ。 勇二 よくわからないけど・・・・ キルに道が見えているというのなら 俺はそれについていくよ。 キルフォート そうだね。 今はそれでいいと思うよ。 行こう、勇二。 <クリア後> 勇二 なんとか渡りきったな・・・・。 ? よく来たな、神の子よ。 キルフォート おぉ、あなたは! ガブリエル 私はガブリエル。 神に仕えし者。 ガブリエル 汝らが千年王国へ至るまでの 長きの旅の間、汝らを照らす者。 ガブリエル 迷いなく進め、神の子たち。 汝らの行く先には、 常に神の祝福が待つ・・・・。 ガブリエルは キルフォートのリストモバイルに 吸い込まれていった。 勇二 神の子・・・・。 キルフォート そう、ボクたちは 大いなる神の御子。 選ばれた子どもなんだよ。 キルフォート キミにも少し、 神の国への道筋が 見えたんじゃないかい? 勇二 そう、だな・・・・。 ほんの輪郭だけだけど、 何かつかめそうな気がするよ。 キルフォート 焦らなくていいよ。 千年王国は逃げやしない。 キルフォート いつでもキミを 受け入れてくれるさ。 勇二 ありがとう、キル。 少し迷いが晴れたよ。 キルフォート よかった。 これでまっすぐ前に進めるね。 勇二 ああ、行こう。 千年王国へ・・・・。 シナリオ20.審判の門 <クリア前> 勇二 あれが、地獄の門か。 キルフォート まさに悪意の象徴だね・・・・。 あれ自体が生きてるみたいだ。 キルフォート しかも、門にたどり着く前に 大きな試練が待ってそうだよ。 勇二 ああ、そうみたいだな・・・・。 キルフォート とはいえ、神のご加護の下、 そんな試練だって 乗り越えて見せるけどね。 バラム ついにこの地まで 足を踏み入れたか・・・・人の子よ。 バラム 累々たる我が同胞の屍を越えて ついには我を滅ぼさんとする 修羅のごとき魂の子よ・・・・。 バラム 己の過ちを悔い、 最果ての世界で食いつぶされて 消え去るがいい。 勇二 なんだ・・・・あいつ? キルフォート すごい敵意だ・・・・。 憎しみで世界を埋め尽くすことに 意味なんてないのにね。 <クリア後> バラム 選ばれ、呪われ、 そして裁かれる人の子よ。 バラム 我をも倒せし恐るべき者よ。 バラム 数多の我が同朋を冥府に送りたる 血塗るられし神の子よ。 ←塗られし? 我が言葉、聞くがよい。 勇二 なんだ・・・・? バラム お前はお前の自身の存在を どう感じているのだ? バラム 世界の覇者か? 彷徨える愚者か? 力なき弱者か? 1.答える 2.答えない 3.わからない 1.答える バラム 神の庇護の下、 千年王国などという夢幻に 踊らされる力なき者か。 バラム 理想などというものが 頂点を戴いたシステムの中で 正常に機能すると思うのか? バラム なぜ神の国などという ありもしない戯言に その身を浸し続けるのだ? 1.道は必ず見つかるから 2.それが人間だから 3.わからない 1.道は必ず見つかるから バラム 導無き道の先に、 お前は希望を見ているのか。 バラム たとえその果てに絶望しか 待たぬとしても・・・・ お前は道を探し続けるのか? 1.はい 2.いいえ 3.わからない 1.はい バラム ならば何も言うまい。 存分にやって見せるがいい。 バラム そしてその果てに思い知るのだ。 お前には何もできないのだと。 道などどこにも存在しないのだと。 バラム 行き着く先にあるもの・・・・ その目で見てくるがいい。 己の死と引き換えにな。 勇二 俺は・・・・! 2.いいえ バラム ならば足を止めよ。 絶望を恐れるなら引き返せ。 バラム この先には、絶望しか待たぬ。 少なくとも、お前にとってはな。 バラム 恥じることはない。 ここまで来れただけでも 人知を超えた奇跡。 バラム 誰もお前を責めはしないだろう。 さあ、引き返すのだ、人の子よ。 勇二 俺は・・・・! 2.それが人間だから バラム ハーハッハッハ! お前ごときが人間を語るのか! バラム お前が何を知った? 何を生んだ? 何を得て何を失った? その末に導いた答えがそれか。 バラム お前はどうしようもなく人間だ。 どこまで行っても踏み越えぬ、 殻の中で騒ぐだけの存在よ。 バラム その浅薄な頭に刻んでおけ! お前など所詮、チリにも等しい 無意味な存在だということを! バラム 行け、人の子よ。 永遠に持てぬ意味を探して、 この魔界を彷徨い続けるがいい。 勇二 俺は・・・・! 2.答えない バラム 答えぬか・・・・。 それともただ答えを持たぬだけか。 バラム ならば別の問いかけをしよう。 お前には護るべきものがあるのか? 1.ある 2.ない 3.わからない 1.ある バラム それはお前の隣にいる者のことか? それとも自分自身か? まさか未来などと口にはすまいな? バラム そもそもが護るなどということが 傲慢なことだとは思わんのか? バラム お前ごときに護れるものなど ひとつもありはしない。 己自身も含めてな。 バラム それもわからず、 ただ殺戮を繰り返した先に、 お前は何を見る? バラム その未来に、 お前は護るべきものを失わず 立っていられるとでも思うのか? バラム ならばやってみるがいい。 そして絶望するのだ。 無力さを噛み締めてな。 勇二 俺は・・・・! 2.ない バラム ・・・・どうやらお前は 己の魂すら持たぬ 小さき存在らしいな。 バラム 意味も目的もなく ただ生きている、ただ殺していく、 卑しき者よ・・・・。 バラム お前のような者に敗れたこと、 恥辱以外の何者でもない。 バラム 何も残さぬ者よ・・・・行け。 この魔界の底であるか無きかの魂を すり潰されてくるがいい。 勇二 俺は・・・・! 3.3.3.3.わからない バラム なんと・・・・この期に及んでなお、 お前はわからぬと言うのか。 バラム それはわからぬのではなく、 わかろうとしていないだけだ。 ・・・・と言っても理解はできぬか。 バラム もはや問答は無用。 お前は失望しか生まぬ。 バラム そのような者に敗れるとは 口惜しいが・・・・それも真実。 バラム 行け、人の子よ。 理想すら持たぬ薄き衣で、 魔界の業火に焼き尽くされるのだ。 勇二 俺は・・・・! |
シナリオ18.別離の川 <クリア前> 渚 待ってたわよ、みんな。 勇二 まさかほんとに会えるとは 思わなかったよ。 渚 ふふ、やるもんでしょう? 晴臣 再会を喜び合う前に、 周囲に気を張れ。 囲まれているぞ。 キルフォート たしかに。 まるでボクらがみんな揃うのを 待っていたかのようだね。 渚 わざわざ全員が集まるまで 待ってるなんて・・・・ 小ざかしいわね。 晴臣 すぐに後悔することになる。 万にひとつの可能性すら 失くしたことをな。 <クリア後> キルフォート さてと・・・・とりあえず、 それぞれの見聞を お披露目といこうか。 渚 そうね、じゃあ私から。 私は、この魔界に 可能性を感じたわ。 渚 人と悪魔の共存について。 私にはその可能性が見えた。 それをもう少し追求してみたいの。 キルフォート なるほど・・・・ね。 じゃあ次はボクの番かな。 キルフォート ボクは生き残った人々を探して 歩き回ったんだけど・・・・ その中でいろいろと発見があった。 キルフォート 中でも一番の収穫は、 生き残った人々の間に 強い信仰心が芽生えていることだね。 キルフォート 信仰心の特に強い一団は、 今も千年王国の建国を 信じて疑ってない。 キルフォート そこに・・・・神の使者が 姿を現したんだ。 キルフォート ボクは使者とともに千年王国の 建国のために働きたい。 勇二 晴臣は? お前は何か見つけたのか? 晴臣 俺は悪魔との共存も、 神とやらの庇護もいらん。 晴臣 俺はこの世界で、頂点に立つ。 キルフォート ・・・・ずいぶんと危険な発想だね。 晴臣 何者にも縛られず、 己の生き方を貫く。 最も自然な在り様だと思うが? キルフォート 秩序を失った世界で 皆が生きていけるほど、 人は強くはないよ。 晴臣 仲良く肩を並べて生きていく必要が どこにある? 渚 共存こそが最も美しい形じゃない? その中での自由を それぞれが享受すればいいでしょう。 勇二 ・・・・みんな、考えてるんだな。 渚 あなたは何も考えなかったの? 勇二 俺は・・・・まだ答えが見つからない。 キルフォート なら、ボクと一緒に行こう。 ボクならキミに答えを 示すことができると思う。 晴臣 柏木、俺とともに来い。 未来など、誰かに用意される ものではない。 渚 柏木くん・・・・私は・・・・ あなたと行きたい。 渚 ひとりで立ち続けられるほど 私は強くないけど・・・・ あなたとなら、きっと・・・・。 勇二 俺は・・・・ 1.渚とふたりで 2.晴臣と覇道を 3.キルフォートと千年王国を 1.渚とふたりで 勇二 俺は、渚とふたりで 共存の可能性を探ってみたい。 キルフォート そうか・・・・残念だけど、 ここでボクたちの道は 別の方向へ伸びていくんだね。 晴臣 失望したぞ、柏木。 共存などと戯れ言を。 キルフォート それじゃ、ボクは行くよ。 サヨナラ、勇二、渚、晴臣。 楽しかったよ・・・・。 晴臣 さらばだ。 次に会った時は、 情けはかけん。 晴臣とキルフォードは 去っていった・・・・。 渚 ・・・・行きましょう、柏木くん。 勇二 ああ・・・・。 シナリオ19.レーテの橋 <クリア前> 渚 勇二くん・・・・ 後悔してない? 勇二 わからない。 何が正しいのかなんて、 俺には決められないよ。 渚 そうね・・・・。 決定権を持っているという考えが 人間の傲慢なのかもしれないわね。 勇二 でも、俺が俺自身のことを決めた。 そのことに後悔はない。 渚 ごめんね、変なこと聞いて。 なんだろ、私が不安だったのかな。 ほんとにこれでいいのかなって。 ? 選びし者よ・・・・。 勇二 !? なんだ? 悪魔召喚プログラムの ネットワーク通信か? 渚 そうみたい! 私のリストモバイルからも 同じ声が聞こえたわ! ? 我は見定める者・・・・ 破壊と創造の行く末を 見定める者。 ? 神による永遠の王国も 混沌による強き者の支配も 望まぬ者よ・・・・。 ? 我は汝らの選択を 見定めよう。 ? 我の元へ来い・・・・。 大いなる試練を越え、 地獄の門を抜け・・・・ ? 魔界の深淵へたどり着くのだ。 我はそこで待つ・・・・。 渚 通信が切れたわ。 どうする? 勇二 ・・・・行ってみよう。 俺たちの迷いを、 晴らしてくれるかもしれない。 渚 そう・・・・そうね。 あてどなくこの魔界をさまようより その方が答えに近づく気がする。 勇二 行こう、地獄の門へ。 渚 ええ。 この先にあるレーテの橋を渡れば 地獄の門が見えるはずよ。 <クリア後> 勇二 なんとか渡り切れたな。 ん? アシュラ よく来たな、人間。 よもや人間がこの橋を渡るとは 思わなかったぞ。 アシュラ やはりその力、 あの方が見込んだ通りの ものなのかもしれん。 勇二 あのお方? アシュラ まだお前たちが知る必要はない。 我はお前たちを地獄の門へ 導くために来ただけ。 アシュラ この先、お前たちの命が枯れるまで ともに戦ってやろう。 アシュラは 渚のリストモバイルに 吸い込まれていった。 渚 よくわからないけど・・・・ 頼もしい仲魔が増えたみたいね。 渚 さあ、地獄の門はもう目の前よ。 行きましょう! シナリオ20.審判の門 <クリア前> 勇二 あれが、地獄の門か。 渚 なんて禍々しい姿なの・・・・。 まるで生きてるみたいね。 渚 それにどうやら簡単には 門までたどり着けそうにないわよ。 勇二 ああ、そうみたいだな。 渚 まっすぐには歩けないものね、 人も、悪魔も・・・・。 バラム ついにこの地まで 足を踏み入れたか・・・・人の子よ。 バラム 累々たる我が同胞の屍を越えて ついには我を滅ぼさんとする 修羅のごとき魂の子よ・・・・。 バラム 己の過ちを悔い、 最果ての世界で食いつぶされて 消え去るがいい。 勇二 なんだ・・・・あいつ? 渚 大きいわね・・・・体も、放つ気も。 苦しい戦いになりそうね。 <クリア後> バラム 選ばれ、呪われ、 そして裁かれる人の子よ。 バラム 我をも倒せし恐るべき者よ。 バラム 数多の我が同朋を冥府に送りたる 血塗るられし神の子よ。 ←塗られし? 我が言葉、聞くがよい。 勇二 なんだ・・・・? バラム お前はお前の自身の存在を どう感じているのだ? バラム 世界の覇者か? 彷徨える愚者か? 力なき弱者か? 1.答える 2.答えない 3.わからない 1.答える バラム どこまでも彷徨える愚者か。 目の前のことにただ囚われ、 明日より先の見えぬ愚か者か。 バラム ならばなぜ考える? 誰かに用意された答えの中で 立ち尽くせばよいではないか。 バラム なぜ己の道などという ありもしない戯言に その身を浸し続けるのだ? 1.道は必ず見つかるから 2.それが人間だから 3.わからない 1.道は必ず見つかるから バラム 導無き道の先に、 お前は希望を見ているのか。 バラム たとえその果てに絶望しか 待たぬとしても・・・・ お前は道を探し続けるのか? 1.はい 2.いいえ 3.わからない 1.はい バラム ならば何も言うまい。 存分にやって見せるがいい。 バラム そしてその果てに思い知るのだ。 お前には何もできないのだと。 道などどこにも存在しないのだと。 バラム 行き着く先にあるもの・・・・ その目で見てくるがいい。 己の死と引き換えにな。 勇二 俺は・・・・! 2.いいえ バラム ならば足を止めよ。 絶望を恐れるなら引き返せ。 バラム この先には、絶望しか待たぬ。 少なくとも、お前にとってはな。 バラム 恥じることはない。 ここまで来れただけでも 人知を超えた奇跡。 バラム 誰もお前を責めはしないだろう。 さあ、引き返すのだ、人の子よ。 勇二 俺は・・・・! 2.それが人間だから バラム ハーハッハッハ! お前ごときが人間を語るのか! バラム お前が何を知った? 何を生んだ? 何を得て何を失った? その末に導いた答えがそれか。 バラム お前はどうしようもなく人間だ。 どこまで行っても踏み越えぬ、 殻の中で騒ぐだけの存在よ。 バラム その浅薄な頭に刻んでおけ! お前など所詮、チリにも等しい 無意味な存在だということを! バラム 行け、人の子よ。 永遠に持てぬ意味を探して、 この魔界を彷徨い続けるがいい。 勇二 俺は・・・・! 2.答えない バラム 答えぬか・・・・。 それともただ答えを持たぬだけか。 バラム ならば別の問いかけをしよう。 お前には護るべきものがあるのか? 1.ある 2.ない 3.わからない 1.ある バラム それはお前の隣にいる者のことか? それとも自分自身か? まさか未来などと口にはすまいな? バラム そもそもが護るなどということが 傲慢なことだとは思わんのか? バラム お前ごときに護れるものなど ひとつもありはしない。 己自身も含めてな。 バラム それもわからず、 ただ殺戮を繰り返した先に、 お前は何を見る? バラム その未来に、 お前は護るべきものを失わず 立っていられるとでも思うのか? バラム ならばやってみるがいい。 そして絶望するのだ。 無力さを噛み締めてな。 勇二 俺は・・・・! 2.ない バラム ・・・・どうやらお前は 己の魂すら持たぬ 小さき存在らしいな。 バラム 意味も目的もなく ただ生きている、ただ殺していく、 卑しき者よ・・・・。 バラム お前のような者に敗れたこと、 恥辱以外の何者でもない。 バラム 何も残さぬ者よ・・・・行け。 この魔界の底であるか無きかの魂を すり潰されてくるがいい。 勇二 俺は・・・・! 3.3.3.3.わからない バラム なんと・・・・この期に及んでなお、 お前はわからぬと言うのか。 バラム それはわからぬのではなく、 わかろうとしていないだけだ。 ・・・・と言っても理解はできぬか。 バラム もはや問答は無用。 お前は失望しか生まぬ。 バラム そのような者に敗れるとは 口惜しいが・・・・それも真実。 バラム 行け、人の子よ。 理想すら持たぬ薄き衣で、 魔界の業火に焼き尽くされるのだ。 勇二 俺は・・・・! |
シナリオ18.別離の川 <クリア前> 渚 待ってたわよ、みんな。 勇二 まさかほんとに会えるとは 思わなかったよ。 渚 ふふ、やるもんでしょう? 晴臣 再会を喜び合う前に、 周囲に気を張れ。 囲まれているぞ。 キルフォート たしかに。 まるでボクらがみんな揃うのを 待っていたかのようだね。 渚 わざわざ全員が集まるまで 待ってるなんて・・・・ 小ざかしいわね。 晴臣 すぐに後悔することになる。 万にひとつの可能性すら 失くしたことをな。 <クリア後> キルフォート さてと・・・・とりあえず、 それぞれの見聞を お披露目といこうか。 渚 そうね、じゃあ私から。 私は、この魔界に 可能性を感じたわ。 渚 人と悪魔の共存について。 私にはその可能性が見えた。 それをもう少し追求してみたいの。 キルフォート なるほど・・・・ね。 じゃあ次はボクの番かな。 キルフォート ボクは生き残った人々を探して 歩き回ったんだけど・・・・ その中でいろいろと発見があった。 キルフォート 中でも一番の収穫は、 生き残った人々の間に 強い信仰心が芽生えていることだね。 キルフォート 信仰心の特に強い一団は、 今も千年王国の建国を 信じて疑ってない。 キルフォート そこに・・・・神の使者が 姿を現したんだ。 キルフォート ボクは使者とともに千年王国の 建国のために働きたい。 勇二 晴臣は? お前は何か見つけたのか? 晴臣 俺は悪魔との共存も、 神とやらの庇護もいらん。 晴臣 俺はこの世界で、頂点に立つ。 キルフォート ・・・・ずいぶんと危険な発想だね。 晴臣 何者にも縛られず、 己の生き方を貫く。 最も自然な在り様だと思うが? キルフォート 秩序を失った世界で 皆が生きていけるほど、 人は強くはないよ。 晴臣 仲良く肩を並べて生きていく必要が どこにある? 渚 共存こそが最も美しい形じゃない? その中での自由を それぞれが享受すればいいでしょう。 勇二 ・・・・みんな、考えてるんだな。 渚 あなたは何も考えなかったの? 勇二 俺は・・・・まだ答えが見つからない。 キルフォート なら、ボクと一緒に行こう。 ボクならキミに答えを 示すことができると思う。 晴臣 柏木、俺とともに来い。 未来など、誰かに用意される ものではない。 渚 柏木くん・・・・私は・・・・ あなたと行きたい。 渚 ひとりで立ち続けられるほど 私は強くないけど・・・・ あなたとなら、きっと・・・・。 勇二 俺は・・・・ 1.渚とふたりで 2.晴臣と覇道を 3.キルフォートと千年王国を 2.晴臣と覇道を 勇二 俺は、宗方と行こうと思う。 この世界で信じられるのは、 やっぱり自分自身の力だから・・・・。 渚 そんな・・・・私たちのことが 信用できないの? 勇二 そうじゃない。 そうじゃないけど・・・・結局、 最後は自分だと思う。 キルフォート 残念だよ、勇二。 キミがそんな考え方だったなんて。 裏切られた気分だよ。 渚 これ以上話しても無駄なのね・・・・。 渚とキルフォートは 去っていった・・・・。 晴臣 お前の決断、間違っていない。 最後は己の身ひとつ。 それが真実だ。 勇二 ああ・・・・そうだな。 シナリオ19.レーテの橋 <クリア前> 勇二 晴臣−−この先、 行くあてはあるのか? 晴臣 ある。 地獄の門を超えた先にある 魔界の深淵・・・・。 晴臣 悪魔どもの噂話を聞いた。 晴臣 魔界の底には、王が眠ると。 おそらくは、この魔界の王が そこにいるはずだ。 勇二 王・・・・魔界の主・・・・。 そんなものを 相手にするつもりなのか。 晴臣 覇王を目指すならば当然だろう。 無駄話はこのくらいにして、 先へ進むぞ。 晴臣 地獄の門へはこの川を 渡らねばならん。 晴臣 そしてそのためには、 悪魔どもですら畏怖する レーテの橋を渡る必要がある。 勇二 あ、悪魔が恐れる? 何が待ってるっていうんだ。 晴臣 ・・・・行ってみればわかる。 <クリア後> ? 見事なり! 晴臣 なんだ、貴様? ジコクテン 私は鬼神ジコクテン。 太古より日本を守護せし者。 晴臣 護るべきものを失くした家なし子が なんの用だ? ジコクテン ふっふっ、不敵。 私が見込んだだけのことはある。 晴臣 なんの用だと聞いている。 ジコクテン お前の言うとおり、 私は守護すべき国を失った。 ジコクテン 自身の存在の意義を 失ったともいえる。 ジコクテン そこで私は私が守護するに足る 新たな主を求めてここに 立ち続けていた。 ジコクテン この橋を渡りきるほどの猛者ならば 私の新たな主に相応しい。 晴臣 ふん・・・・好きにすればいい。 我が覇道の先を見たければ 勝手についてこい。 ジコクテン ではそうさせてもらおう。 私は鬼神ジコクテン。 今後ともよろしく・・・・。 ジコクテンは 晴臣のリストモバイルに 吸い込まれていった。 勇二 ・・・・さて、と。 次はいよいよ地獄の門か。 晴臣 恐れているのか? 勇二 今さら。 怖ければ引き返してる。 晴臣 ふふ、そうでなくてはな。 シナリオ20.審判の門 <クリア前> 勇二 あれが、地獄の門か。 晴臣 背中を走るものがある・・・・。 晴臣 どうやら簡単には 門にたどり着くことは できんようだな。 勇二 ああ、そうだな・・・・。 晴臣 まぁいい。 何が待とうが切り捨てるのみ。 バラム ついにこの地まで 足を踏み入れたか・・・・人の子よ。 バラム 累々たる我が同胞の屍を越えて ついには我を滅ぼさんとする 修羅のごとき魂の子よ・・・・。 バラム 己の過ちを悔い、 最果ての世界で食いつぶされて 消え去るがいい。 勇二 なんだ・・・・あいつ? 晴臣 番人というわけか・・・・。 ふふ、面白い。 <クリア後> バラム 選ばれ、呪われ、 そして裁かれる人の子よ。 バラム 我をも倒せし恐るべき者よ。 バラム 数多の我が同朋を冥府に送りたる 血塗るられし神の子よ。 ←塗られし? 我が言葉、聞くがよい。 勇二 なんだ・・・・? バラム お前はお前の自身の存在を どう感じているのだ? バラム 世界の覇者か? 彷徨える愚者か? 力なき弱者か? 1.答える 2.答えない 3.わからない 1.答える バラム 覇道を極め、 すべての頂点を夢見る 力の信奉者か。 バラム どこまで行けば終わるのだ? すべてのものを死に至らしめ、 真の孤独を知るまでか? バラム なぜ覇道などという ありもしない戯言に その身を浸し続けるのだ? 1.道は必ず見つかるから 2.それが人間だから 3.わからない 1.道は必ず見つかるから バラム 導無き道の先に、 お前は希望を見ているのか。 バラム たとえその果てに絶望しか 待たぬとしても・・・・ お前は道を探し続けるのか? 1.はい 2.いいえ 3.わからない 1.はい バラム ならば何も言うまい。 存分にやって見せるがいい。 バラム そしてその果てに思い知るのだ。 お前には何もできないのだと。 道などどこにも存在しないのだと。 バラム 行き着く先にあるもの・・・・ その目で見てくるがいい。 己の死と引き換えにな。 勇二 俺は・・・・! 2.いいえ バラム ならば足を止めよ。 絶望を恐れるなら引き返せ。 バラム この先には、絶望しか待たぬ。 少なくとも、お前にとってはな。 バラム 恥じることはない。 ここまで来れただけでも 人知を超えた奇跡。 バラム 誰もお前を責めはしないだろう。 さあ、引き返すのだ、人の子よ。 勇二 俺は・・・・! 2.それが人間だから バラム ハーハッハッハ! お前ごときが人間を語るのか! バラム お前が何を知った? 何を生んだ? 何を得て何を失った? その末に導いた答えがそれか。 バラム お前はどうしようもなく人間だ。 どこまで行っても踏み越えぬ、 殻の中で騒ぐだけの存在よ。 バラム その浅薄な頭に刻んでおけ! お前など所詮、チリにも等しい 無意味な存在だということを! バラム 行け、人の子よ。 永遠に持てぬ意味を探して、 この魔界を彷徨い続けるがいい。 勇二 俺は・・・・! 2.答えない バラム 答えぬか・・・・。 それともただ答えを持たぬだけか。 バラム ならば別の問いかけをしよう。 お前には護るべきものがあるのか? 1.ある 2.ない 3.わからない 1.ある バラム それはお前の隣にいる者のことか? それとも自分自身か? まさか未来などと口にはすまいな? バラム そもそもが護るなどということが 傲慢なことだとは思わんのか? バラム お前ごときに護れるものなど ひとつもありはしない。 己自身も含めてな。 バラム それもわからず、 ただ殺戮を繰り返した先に、 お前は何を見る? バラム その未来に、 お前は護るべきものを失わず 立っていられるとでも思うのか? バラム ならばやってみるがいい。 そして絶望するのだ。 無力さを噛み締めてな。 勇二 俺は・・・・! 2.ない バラム ・・・・どうやらお前は 己の魂すら持たぬ 小さき存在らしいな。 バラム 意味も目的もなく ただ生きている、ただ殺していく、 卑しき者よ・・・・。 バラム お前のような者に敗れたこと、 恥辱以外の何者でもない。 バラム 何も残さぬ者よ・・・・行け。 この魔界の底であるか無きかの魂を すり潰されてくるがいい。 勇二 俺は・・・・! 3.3.3.3.わからない バラム なんと・・・・この期に及んでなお、 お前はわからぬと言うのか。 バラム それはわからぬのではなく、 わかろうとしていないだけだ。 ・・・・と言っても理解はできぬか。 バラム もはや問答は無用。 お前は失望しか生まぬ。 バラム そのような者に敗れるとは 口惜しいが・・・・それも真実。 バラム 行け、人の子よ。 理想すら持たぬ薄き衣で、 魔界の業火に焼き尽くされるのだ。 勇二 俺は・・・・! |