メッセージ集2
シミュレーションRPGってストーリー忘れがちになるよね シナリオ6〜10

キルフォートルート(Lawルート) 渚ルート(Neutralルート) 晴臣ルート(Chaosルート)
シナリオ6.決別、選びし道
<クリア前>

何・・・・?
肌がピリピリする・・・・。

くっくっ、久方ぶりに
活きのいい獲物がかかったな。

な、なんてこと・・・・。

貴様らの迷走もここまでだ。
『あのお方』の意志に
そぐわんのなら・・・・

ここで消えて失せるがいい。

キルフォート
あれは・・・・ミノタウロス。
迷宮の門番というわけか。

<クリア後>

ふぅ・・・・なんとかなったわね。
でもこの先、どうする?

ここからNEO TOKYOに
戻るには海を越えなくちゃ
ならないわ。
キルフォート
そうだね・・・・ただ、
今のボクたちは無力だ。
キルフォート
ボクはA.G.Eに対抗し得る
後ろ盾が必要だと思う。
キルフォート
旧品川のあたりに、
メシア教の総本山がある。
そこへ行ってみないか?
晴臣
くだらん。
後ろ盾に頼るなど愚の骨頂だ。
俺は群れるつもりはない。
キルフォート
やれやれ、強情だなぁ。
渚、キミはどうするつもりだい?

私は・・・・もう少し考える時間が
欲しいわ・・・・。

今の時点では、
自分がこの先どうすればいいか
判断なんてできない。
晴臣
迷いは自分を殺す。
戦場では迷った奴から死んでいく。
晴臣
さっさと己の道を見つけることだ。
柏木、お前はどうするつもりだ?
晴臣
行く先にあてがないというなら、
俺と来い。
晴臣
お前なら、足手まといには
ならんだろうからな。
勇二
俺は・・・・
1.渚と行く
2.晴臣と行く
3.キルフォートと行く

3.キルフォートと行く
勇二
キルフォートの意見に賛成だ。
A.G.Eに個人の力で
太刀打ちできるとは思えない。
キルフォート
大丈夫、きっと協力を得られるさ。
勇二
ああ、それに賭けてみるのが
現時点での最善策に思える。
晴臣
そうか。
好きにすればいい。
晴臣
どうしても立ち行かなくなった時は
連絡してこい。
勇二
ありがとう、晴臣。
頼りにさせてもらうよ。

それじゃ、一旦ここでお別れね。
みんな、気をつけてね。
それじゃ・・・・。

シナリオ7.千年王国の啓示
<クリア前>
荒廃したEX TOKYOで唯一、
法による秩序が保たれた街、
旧品川。
信仰篤き人々が集い、
『千年王国』の建国を合言葉に
神の名を呼び祈りを捧げていた。

祈りの輪にキルフォートが加わり
数時間が経った頃・・・・
人々の頭上に一条の光が降り注ぎ、
光の中から熾天使ウリエルが
威厳を湛え、舞い降りてきた。
人々はその美しさに平伏し、
歓喜の叫びを上げ続けた。
しかし喜びも束の間、
ウリエル出現からほどなくして
突如NEO TOKYOの方角に
光の柱が立ち昇り、
光の中から無数の悪魔たちが
その姿を現した・・・・。

キルフォート
まさかこの目で
神の使いを見ることが
できるなんて・・・・。
勇二
キル!
今は感慨に浸ってる場合じゃ
ないだろう!
勇二
悪魔の大群が
すぐそこまで迫ってるんだぞ!
キルフォート
わかっているよ、勇二。
だが見たまえよ、
あの威容、美しさ・・・・。
ウリエル
・・・・・・。
キルフォート
おぉ、ウリエルが動くよ。
悪魔たちに向かっていくようだ!
キルフォート
さぁ、ボクたちも神の子として
ウリエルに続くんだ!

<クリア後>
ウリエル
・・・・人の子よ。
キルフォート
はい・・・・!
ウリエル
私とともに来るか?
来るべき千年王国のために。
キルフォート
もちろんです!
キミも行くだろう、勇二?
勇二
俺は・・・・。
ウリエル
答えを見つけられぬか。
ならばひと時、私とともに
来るがいい。
ウリエル
身の程を知らぬ人の子の所業を
鎮めた後、改めて聞こう。
勇二
・・・・・・。
キルフォート
では、ひと時を
あなたのお側で・・・・。
ウリエル
うむ。
ウリエルはキルフォートの
リストモバイルに
吸い込まれていった・・・・。
キルフォート
さぁ、勇二。
NEO TOKYOへ戻ろう!
勇二
そうだな。

シナリオ8.捧げられしもの
<クリア前>
NEO TOKYOへ戻った
勇二とキルフォートは、
悪魔召喚プログラムの
ネットワークを使って
渚と晴臣と連絡を取り、
再度のA.G.Eビル潜入計画を
話し合うことにした。
A.G.Eビルを目指す勇二たち。
しかしA.G.Eビルを目前にした
ふたりの前にひとりの男が現れ、
A.G.Eの驚くべき計画を
話し始めるのだった・・・・。

勇二
誰だ、あんた?
オレたちは先を急いでるんだけど。

私の名前は三神秀作。
A.G.Eの最高責任者だ。
勇二
あんたがA.G.Eの責任者!?
そんな人間がなんで自ら
俺たちの前に・・・・?
三神
君たちの無駄を諭すためだよ。
もはや計画は止めようのない
段階まできている。
三神
今さら真相を探ったところで
徒労にしか過ぎんよ。
キルフォート
徒労かどうかの判断材料を
アナタが提供してくれるのかな?
三神
ふふ、知りたいというのなら、
教えよう。
三神
我々A.G.Eの計画は、
『魔都創世』。
三神
このNEO TOKYOに
魔界を現出させる計画だよ。
勇二
NEO TOKYOに
魔界を呼び出して、
なんのメリットがあるんだ?
勇二
俺たち人間にとっては
意味のない苦しみが
増すだけじゃないか!
三神
そんなことはないさ。
悪魔たちは飼いならすことが
できるのだから。
三神
現に君たちはすでに、
悪魔を使役しているだろう?
三神
それだけの器を持つ人間を集めれば
魔界で一大勢力を築くことも
夢ではないのだよ。
キルフォート
そんなことがアナタたちの狙いか?
三神
ははは、あくまで例え話だよ。
我々が考えているのは、
悪魔の持つエネルギーの利用だ。
三神
彼らの持つエネルギーは
極めて高密度で純度の高い
すばらしいものでね。
三神
それを人類のために使えば
この世界のエネルギー問題など
瞬く間に解消されるだろう。
勇二
救世主にでもなるつもりか?
三神
おやおや、心外だね。
我々はすでに救世主のつもりだよ。
三神
NEO TOKYOにおいて、
新たな世界の道筋を
示しただろう?
三神
運がいいのだよ、君たちは。
我々の計画の最前線に立って
この先の実りを頬張れるのだから。
キルフォート
運がいいだって?
それは聞き捨てならないね。
何度も死にかけているんだよ。
三神
君たち自身は、死にはしなかった。
この世界でだ。
運がいいと言って間違いない。
勇二
ふざけるな!
訳もわからず利用されて、
母さんを殺されて・・・・!←殺したのお前
勇二
きっと親父だって
生きちゃいないだろう!
何が運がいいだ!
三神
ふふ、君の父上なら、
死んではいないよ、勇二くん。
三神
まぁもっとも
生きていると呼べる状態なのかは
わからないけどね。
勇二
なんだよ、それ・・・・。
訳がわからねぇよ!!
三神
いいのだよ、それで。
すべてを理解しようなど、
愚かな人類の傲慢なのだから。
三神
君たちには魔都創世の後、
働きどころが用意されている。
それでいいじゃないか。
キルフォート
ボクたちが素直に言うことを
聞くとでも?
三神
ならばどうする?
魔界となったNEO TOKYOで
その身ひとつで生き延びるかね?
三神
そんなことできやしない。
君たちに選択肢などないのだよ。
勇二
いや、選択肢は・・・・ある!
勇二
ここでお前を人質にして
A.G.Eに乗り込んで、
計画を阻止してみせる!
三神
ふっふっ、いい策だ。
いかにも子どもの考えそうな
思慮の浅い策だがね。
三神
やってみる価値は
あるかもしれないぞ。
ふふ・・・・。
三神
この者を倒して
再び私の前に立って見せたまえ。

モロク
悲しいな、人の子。
お前たちにできるのはせいぜいあがく
ことだけ。
モロク
意地とも呼べぬ意志で、
こぼれ落ちる時を
その手に受け止めるのか?
モロク
その手に何も残らぬとしても。
いや・・・・違うな。
モロク
無駄を成すのが人の子の運命か。
ならばこのワシが、お前たちの
あがきも叫びも食ろうてやろう!
モロク
来るがいい!
絶望の中であがく者たちよ!

<クリア後>

勇二くん・・・・!
聞こえる、勇二くん!
勇二
これは・・・・渚からの通信?
キルフォート
今どこにいるんだい?

A.G.Eビルの近くよ。
すぐに合流してほしいの。
大変なことになってるのよ。

EX TOKYOから見えた
光の正体がわかったんだけど・・・・。
勇二
なんだって?
やっぱりA.G.Eの・・・・?

ええ、彼らが口にしていた計画・・・・
それは『MOON』の
実践的運用だったのよ。
勇二
MOON?

人工的に満月を創り出す、
巨大な装置よ。
魔都創世最後のパーツらしいわ。

私たちが見た光は、
MOONの運用実験だったの。
勇二
でもそんなものと魔都創世が
どうつながるっていうんだ?

魔界をこの世に呼び出すには、
私たちの想像を絶する
エネルギーが必要らしいのよ。

そこで悪魔たちが最大限に
力を発揮する満月を作り出して、

その力を悪魔召喚プログラムを
応用したシステムを利用して
エネルギーに変換するらしいわ。
キルフォート
悪魔すら利用するなんて・・・・
何者だい、あの三神という男。

わからないわ、それは。
ただ、ひとつ確かなことがある。

それは彼らが『魔王』と呼ばれる
存在を従えているということ。

いえ、手を結んでいると言った方が
正確かもしれないわね。
勇二
そうか、それで悪魔たちの動きが
統制されていたのか・・・・。
キルフォート
けど、何を交渉材料に
魔王と取引ができたんだろう?
半端なものではないはずだよ。

それは・・・・わからない。
私にも彼らの計画の全貌が
わかっているわけじゃないのよ。

わかっているのは、
一刻も早くMOONを止めないと
取り返しがつかないってことだけ。
勇二
わかった。
俺たちもすぐに合流するよ。
シナリオ6.決別、選びし道
<クリア前>

何・・・・?
肌がピリピリする・・・・。

くっくっ、久方ぶりに
活きのいい獲物がかかったな。

な、なんてこと・・・・。

貴様らの迷走もここまでだ。
『あのお方』の意志に
そぐわんのなら・・・・

ここで消えて失せるがいい。

キルフォート
あれは・・・・ミノタウロス。
迷宮の門番というわけか。

<クリア後>

ふぅ・・・・なんとかなったわね。
でもこの先、どうする?

ここからNEO TOKYOに
戻るには海を越えなくちゃ
ならないわ。
キルフォート
そうだね・・・・ただ、
今のボクたちは無力だ。
キルフォート
ボクはA.G.Eに対抗し得る
後ろ盾が必要だと思う。
キルフォート
旧品川のあたりに、
メシア教の総本山がある。
そこへ行ってみないか?
晴臣
くだらん。
後ろ盾に頼るなど愚の骨頂だ。
俺は群れるつもりはない。
キルフォート
やれやれ、強情だなぁ。
渚、キミはどうするつもりだい?

私は・・・・もう少し考える時間が
欲しいわ・・・・。

今の時点では、
自分がこの先どうすればいいか
判断なんてできない。
晴臣
迷いは自分を殺す。
戦場では迷った奴から死んでいく。
晴臣
さっさと己の道を見つけることだ。
柏木、お前はどうするつもりだ?
晴臣
行く先にあてがないというなら、
俺と来い。
晴臣
お前なら、足手まといには
ならんだろうからな。
勇二
俺は・・・・
1.渚と行く
2.晴臣と行く
3.キルフォートと行く

1.渚と行く
勇二
渚と同じだな。
まだ考える時間が欲しい。

よかった・・・・ひとりだと
さすがに心細いと思ってたの。
キルフォート
そうか。
残念だけど仕方ないね。
晴臣
ふん・・・・。
キルフォート
まぁこれでお別れっていう
わけじゃないんだ。
キルフォート
それぞれが打開策を見つけたら、
このプログラムのネットワークで
連絡を取り合えばいい。
キルフォート
そうだろう?
勇二
そうだな。
キルフォート
それじゃ、また会おう。
晴臣
・・・・死ぬなよ。
晴臣とキルフォートは
去っていった。

それじゃ、私たちも行きましょう。
勇二
ああ、そうだな・・・・。

シナリオ7.傍観者
<クリア前>
勇二は渚とふたり、
A.G.Eへの対抗策と
自分たちのの置かれている状況を
確認するため、旧新宿へ向かった。
かつては人であふれ返った街が、
今は人もまばらで見る影もない。

そんな状況で情報が
集まるはずもなく、
ふたりはNEO TOKYOへ
戻るため海を渡る準備を始めた。

その時…‥
NEO TOKYOの方角から
強烈な光が天空へ駆け昇り
大地は微弱な震動を繰り返した。


な、何が起こったの!?
まさか、A.G.Eの計画が
実行に移されたの?
勇二
急いでNEO TOKYOへ
戻ろう!

きゃあ!!
あ、悪魔たちが・・・・!

勇二
くっ!
こいつらどこから
湧いてきたんだ!

囲まれた・・・・?
今までと悪魔たちの動きが違う?
勇二
確かに・・・・違う。
誰かに統制されてるのか?

とにかく、囲みの薄いところを
突破しましょう!

すべてを相手にするのは
不可能だわ!!
勇二
くそっ!
まさかこれもA.G.Eの
差し金なのか・・・・?

<クリア後>
勇二
なんとかしのいだ・・・・な。

私たちここ最近だけで
何回死にかけたんだろ・・・・。
貴重な経験よね。
勇二
けっこう余裕あるんだな。
俺は怖くて膝が震えっぱなしだよ。

・・・・私も、ひとりだったら
怖くて戦えなかったわよ。
勇二
そうだな。
俺たちは、ひとりじゃない。

・・・・人の子よ。
勇二
!!

あ、悪魔・・・・?
まだいたの・・・・。
オーディン
我が名はオーディン。
汝らに宿る無二の力の行く先を
見届けし者。
オーディン
汝らの行く道は終末への序曲。
この世界の破壊と再生の行く末を
奏でし者に力を与えよう。
勇二
俺たちに力・・・・?
そんなもの信用できるはずが・・・・。

いいえ・・・・私が受け取るわ。
勇二
渚?

今は少しでも大きな力が欲しい。
そうじゃない?
勇二
それは・・・・。

オーディン!
あなたの力、
私が受け取るわ!
オーディン
いいだろう。
オーディンは渚のリストモバイルに
吸い込まれていった‥‥。

さぁ、NEO TOKYOに
戻りましょう。
勇二
あ、ああ・・・・。

シナリオ8.捧げられしもの
<クリア前>
NEO TOKYOへ戻った
勇二と渚は、悪魔召喚プログラムの
ネットワークを使って
晴臣とキルフォートと連絡を取り、
再度のA.G.Eビル潜入計画を
話し合うことにした。
A.G.Eビルを目指す勇二と渚。
しかしA.G.Eビルを目前にした
ふたりの前にひとりの男が現れ、
A.G.Eの驚くべき計画を
話し始めるのだった・・・・。

勇二
誰だ、あんた?
オレたちは先を急いでるんだけど。

私の名前は三神秀作。
A.G.Eの最高責任者だ。
勇二
あんたがA.G.Eの責任者!?
そんな人間がなんで自ら
俺たちの前に・・・・?
三神
君たちの無駄を諭すためだよ。
もはや計画は止めようのない
段階まできている。
三神
今さら真相を探ったところで
徒労にしか過ぎんよ。

だったらあなたの口から
真相とやらを
お聞かせ願えるのかしら?
三神
ふふ、知りたいというのなら、
教えよう。
三神
我々A.G.Eの計画は、
『魔都創世』。
三神
このNEO TOKYOに
魔界を現出させる計画だよ。
勇二
NEO TOKYOに
魔界を呼び出して、
なんのメリットがあるんだ?
勇二
俺たち人間にとっては
意味のない苦しみが
増すだけじゃないか!
三神
そんなことはないさ。
悪魔たちは飼いならすことが
できるのだから。
三神
現に君たちはすでに、
悪魔を使役しているだろう?
三神
それだけの器を持つ人間を集めれば
魔界で一大勢力を築くことも
夢ではないのだよ。

それがあなたたちの狙いなの?
三神
ははは、あくまで例え話だよ。
我々が考えているのは、
悪魔の持つエネルギーの利用だ。
三神
彼らの持つエネルギーは
極めて高密度で純度の高い
すばらしいものでね。
三神
それを人類のために使えば
この世界のエネルギー問題など
瞬く間に解消されるだろう。
勇二
救世主にでもなるつもりか?
三神
おやおや、心外だね。
我々はすでに救世主のつもりだよ。
三神
NEO TOKYOにおいて、
新たな世界の道筋を
示しただろう?
三神
運がいいのだよ、君たちは。
我々の計画の最前線に立って
この先の実りを頬張れるのだから。

運がいい? 私たちが?
肉親を悪魔に殺されて、
牢獄に幽閉までされた私たちが?
三神
君たち自身は、死にはしなかった。
この世界でだ。
運がいいと言って間違いない。
勇二
ふざけるな!
訳もわからず利用されて、
母さんを殺されて・・・・!←殺したのお前
勇二
きっと親父だって
生きちゃいないだろう!
何が運がいいだ!
三神
ふふ、君の父上なら、
死んではいないよ、勇二くん。
三神
まぁもっとも
生きていると呼べる状態なのかは
わからないけどね。
勇二
なんだよ、それ・・・・。
訳がわからねぇよ!!
三神
いいのだよ、それで。
すべてを理解しようなど、
愚かな人類の傲慢なのだから。
三神
君たちには魔都創世の後、
働きどころが用意されている。
それでいいじゃないか。

冗談じゃないわ!
誰があなたたちのためになんて
働くものですか!
三神
ならばどうする?
魔界となったNEO TOKYOで
その身ひとつで生き延びるかね?
三神
そんなことできやしない。
君たちに選択肢などないのだよ。
勇二
いや、選択肢は・・・・ある!
勇二
ここでお前を人質にして
A.G.Eに乗り込んで、
計画を阻止してみせる!
三神
ふっふっ、いい策だ。
いかにも子どもの考えそうな
思慮の浅い策だがね。
三神
やってみる価値は
あるかもしれないぞ。
ふふ・・・・。
三神
この者を倒して
再び私の前に立って見せたまえ。

モロク
悲しいな、人の子。
お前たちにできるのはせいぜいあがく
ことだけ。
モロク
意地とも呼べぬ意志で、
こぼれ落ちる時を
その手に受け止めるのか?
モロク
その手に何も残らぬとしても。
いや・・・・違うな。
モロク
無駄を成すのが人の子の運命か。
ならばこのワシが、お前たちの
あがきも叫びも食ろうてやろう!
モロク
来るがいい!
絶望の中であがく者たちよ!

<クリア後>

勇二・・・・!
聞こえるかい、勇二!
勇二
これは・・・・キルからの通信?

今どこにいるの?
キルフォート
A.G.Eビルの近くだよ。
キミたちもすぐに合流してほしい。
大変なことになってるんだ。
キルフォート
EX TOKYOから見えた
光の正体がわかったんだよ。
勇二
なんだって?
やっぱりA.G.Eの・・・・?
キルフォート
うん、彼らが口にしていた計画・・・・
それは『MOON』の
実践的運用だったんだ。
勇二
MOON?
キルフォート
人工的に満月を創り出す、
巨大な装置さ。
魔都創世最後のパーツらしい。
キルフォート
ボクたちが見た光は、
MOONの運用実験だったんだ。
勇二
でもそんなものと魔都創世が
どうつながるっていうんだ?
キルフォート
魔界をこの世に呼び出すには、
ボクたちの想像を絶する
エネルギーが必要らしいんだ。
キルフォート
そこで悪魔たちが最大限に
力を発揮する満月を作り出し、
キルフォート
その力を悪魔召喚プログラムを
応用したシステムを利用して
エネルギーに変換するらしい。

悪魔を利用するなんて・・・・
何者なの、あの三神って人は。
キルフォート
わからないな、それは。
ただ、ひとつ確かなことがある。
キルフォート
それは彼らが『魔王』と呼ばれる
存在を従えているということだ。
キルフォート
いや、手を結んでいると言った方が
正確かもしれないね。
勇二
そうか、それで悪魔たちの動きが
統制されていたのか・・・・。

でも、何を交渉材料に
そんな悪魔と取り引きができたの?
半端なものではないわよね。
キルフォート
それは・・・・わからない。
ボクにも彼らの計画の全貌が
わかっているわけじゃないんだ。
キルフォート
わかっているのは
一刻も早くMOONを止めないと
取り返しがつかないってことだ。
勇二
わかった。
俺たちもすぐに合流するよ。
シナリオ6.決別、選びし道
<クリア前>

何・・・・?
肌がピリピリする・・・・。

くっくっ、久方ぶりに
活きのいい獲物がかかったな。

な、なんてこと・・・・。

貴様らの迷走もここまでだ。
『あのお方』の意志に
そぐわんのなら・・・・

ここで消えて失せるがいい。

キルフォート
あれは・・・・ミノタウロス。
迷宮の門番というわけか。

<クリア後>

ふぅ・・・・なんとかなったわね。
でもこの先、どうする?

ここからNEO TOKYOに
戻るには海を越えなくちゃ
ならないわ。
キルフォート
そうだね・・・・ただ、
今のボクたちは無力だ。
キルフォート
ボクはA.G.Eに対抗し得る
後ろ盾が必要だと思う。
キルフォート
旧品川のあたりに、
メシア教の総本山がある。
そこへ行ってみないか?
晴臣
くだらん。
後ろ盾に頼るなど愚の骨頂だ。
俺は群れるつもりはない。
キルフォート
やれやれ、強情だなぁ。
渚、キミはどうするつもりだい?

私は・・・・もう少し考える時間が
欲しいわ・・・・。

今の時点では、
自分がこの先どうすればいいか
判断なんてできない。
晴臣
迷いは自分を殺す。
戦場では迷った奴から死んでいく。
晴臣
さっさと己の道を見つけることだ。
柏木、お前はどうするつもりだ?
晴臣
行く先にあてがないというなら、
俺と来い。
晴臣
お前なら、足手まといには
ならんだろうからな。
勇二
俺は・・・・
1.渚と行く
2.晴臣と行く
3.キルフォートと行く

2.晴臣と行く
勇二
晴臣と行ってみるよ。
今必要なのは、どんな状況でも
ひとりで生きていく力だと思う。
キルフォート
そうか・・・・キミがそう言うなら
止めはしないけどね。

別にこれで私たちの関係が
終わるわけじゃないでしょ。

勇二くんたちがすごい力を
手に入れたら、教えてね。
守ってもらうから。
勇二
はは、わかったよ。
晴臣
・・・・では、行くぞ。

シナリオ7.護国の勇士
<クリア前>
更なる力と情報を求めて、
勇二と晴臣は旧上野へと向かった。
EX TOKYOの中でも
特に荒廃が進んだ街で
腕利きのハッカーを発見し、
更なる情報を求めてA.G.Eへの
ハッキングを試みる。
(↑仲間に天才ハッカーいるのになんで?)
順調にセキュリティを破り、
A.G.Eのメインシステムに
突入しようとしたその時・・・・
NEO TOKYOの方角に
突如として光の柱が立ち昇り、
ほどなくして悪魔の大群が
旧上野の上空を覆い尽くした・・・・。

晴臣
囲まれたな。
勇二
こ、こいつら俺たちを
標的にしているのか?
晴臣
悪魔どもの動きが統制されている。
これまでのような無秩序なところが
見受けられん。
勇二
・・・・これまで以上に
やっかいな事態、ということか。

<クリア後>
晴臣
片付いたか。
勇二
なんとか・・・・ってところだけどな。

見事なり!
晴臣
何者だ、貴様・・・・。
ゾウチョウテン
私は鬼神ゾウチョウテン。
お前たちの戦い、見せてもらった。
ゾウチョウテン
その天魔のごとき力は
この国を護るに
相応しいものといえよう。
晴臣
それで?
ゾウチョウテン
この国にかつてない危機が
訪れていることは
お前たちも気づいていよう。
ゾウチョウテン
これまで長きにわたって
この国を護り続けてきた私たちにも
抑え切れんほどの力が、
ゾウチョウテン
すぐそこまで迫っているのだ。
私はそれに抗さねばならん。
晴臣
・・・・護国の鬼神というわけか。
面白い。
俺が、お前の力を使ってやる。
ゾウチョウテン
むう・・・・その気迫、
冗談ではなさそうだな。
晴臣
俺は誰よりも戦い抜く。
お前は、俺の盾となり、剣となって
俺の前に道を示せ。
晴臣
俺が目的を達した時、
お前の言う護国も
同時に成し遂げてやろう。
ゾウチョウテン
ふっふっふ、いいだろう。
心強き人間よ。
私は鬼神ゾウチョウテン。
ゾウチョウテン
お前の行く道を示す、
道しるべとなろう。
ゾウチョウテンは
晴臣のリストモバイルに
吸い込まれていった・・・・。
晴臣
さて・・・・NEO TOKYOに
戻るぞ。
晴臣
あの光・・・・おそらくは
A.G.Eからのもの。
勇二
計画とやらが
動き出したってことか・・・・。

シナリオ8.捧げられしもの
<クリア前>
NEO TOKYOへ戻った
勇二と晴臣は、悪魔召喚プログラムの
ネットワークを使って
渚とキルフォートと連絡を取り、
再度のA.G.Eビル潜入計画を
話し合うことにした。
A.G.Eビルを目指す勇二たち。
しかしA.G.Eビルを目前にした
ふたりの前にひとりの男が現れ、
A.G.Eの驚くべき計画を
話し始めるのだった・・・・。

勇二
誰だ、あんた?
オレたちは先を急いでるんだけど。

私の名前は三神秀作。
A.G.Eの最高責任者だ。
勇二
あんたがA.G.Eの責任者!?
そんな人間がなんで自ら
俺たちの前に・・・・?
三神
君たちの無駄を諭すためだよ。
もはや計画は止めようのない
段階まできている。
三神
今さら真相を探ったところで
徒労にしか過ぎんよ。
晴臣
徒労かどうかを決めるのは
真相とやらを知ってからだ。
三神
ふふ、知りたいというのなら、
教えよう。
三神
我々A.G.Eの計画は、
『魔都創世』。
三神
このNEO TOKYOに
魔界を現出させる計画だよ。
勇二
NEO TOKYOに
魔界を呼び出して、
なんのメリットがあるんだ?
勇二
俺たち人間にとっては
意味のない苦しみが
増すだけじゃないか!
三神
そんなことはないさ。
悪魔たちは飼いならすことが
できるのだから。
三神
現に君たちはすでに、
悪魔を使役しているだろう?
三神
それだけの器を持つ人間を集めれば
魔界で一大勢力を築くことも
夢ではないのだよ。
晴臣
そんなことが貴様たちの狙いか?
三神
ははは、あくまで例え話だよ。
我々が考えているのは、
悪魔の持つエネルギーの利用だ。
三神
彼らの持つエネルギーは
極めて高密度で純度の高い
すばらしいものでね。
三神
それを人類のために使えば
この世界のエネルギー問題など
瞬く間に解消されるだろう。
晴臣
救世主にでもなるつもりか?
三神
おやおや、心外だね。
我々はすでに救世主のつもりだよ。
三神
NEO TOKYOにおいて、
新たな世界の道筋を
示しただろう?
三神
運がいいのだよ、君たちは。
我々の計画の最前線に立って
この先の実りを頬張れるのだから。
晴臣
運がいいだと?
なめてるのか、貴様・・・・。
三神
君たち自身は、死にはしなかった。
この世界でだ。
運がいいと言って間違いない。
勇二
ふざけるな!
訳もわからず利用されて、
母さんを殺されて・・・・!←殺したのお前
勇二
きっと親父だって
生きちゃいないだろう!
何が運がいいだ!
三神
ふふ、君の父上なら、
死んではいないよ、勇二くん。
三神
まぁもっとも
生きていると呼べる状態なのかは
わからないけどね。
勇二
なんだよ、それ・・・・。
訳がわからねぇよ!!
三神
いいのだよ、それで。
すべてを理解しようなど、
愚かな人類の傲慢なのだから。
三神
君たちには魔都創世の後、
働きどころが用意されている。
それでいいじゃないか。
晴臣
俺が貴様たちの言うことに
従うとでも思うか?
三神
ならばどうする?
魔界となったNEO TOKYOで
その身ひとつで生き延びるかね?
三神
そんなことできやしない。
君たちに選択肢などないのだよ。
勇二
いや、選択肢は・・・・ある!
勇二
ここでお前を人質にして
A.G.Eに乗り込んで、
計画を阻止してみせる!
三神
ふっふっ、いい策だ。
いかにも子どもの考えそうな
思慮の浅い策だがね。
三神
やってみる価値は
あるかもしれないぞ。
ふふ・・・・。
三神
この者を倒して
再び私の前に立って見せたまえ。

モロク
悲しいな、人の子。
お前たちにできるのはせいぜいあがく
ことだけ。
モロク
意地とも呼べぬ意志で、
こぼれ落ちる時を
その手に受け止めるのか?
モロク
その手に何も残らぬとしても。
いや・・・・違うな。
モロク
無駄を成すのが人の子の運命か。
ならばこのワシが、お前たちの
あがきも叫びも食ろうてやろう!
モロク
来るがいい!
絶望の中であがく者たちよ!

<クリア後>

勇二くん・・・・!
聞こえる、勇二くん!
勇二
これは・・・・渚からの通信?
晴臣
今どこにいる?

A.G.Eビルの近くよ。
すぐに合流してほしいの。
大変なことになってるのよ。

EX TOKYOから見えた
光の正体がわかったんだけど・・・・。
勇二
なんだって?
やっぱりA.G.Eの・・・・?

ええ、彼らが口にしていた計画・・・・
それは『MOON』の
実践的運用だったのよ。
勇二
MOON?

人工的に満月を創り出す、
巨大な装置よ。
魔都創世最後のパーツらしいわ。

私たちが見た光は、
MOONの運用実験だったの。
勇二
でもそんなものと魔都創世が
どうつながるっていうんだ?

魔界をこの世に呼び出すには、
私たちの想像を絶する
エネルギーが必要らしいのよ。

そこで悪魔たちが最大限に
力を発揮する満月を作り出して、

その力を悪魔召喚プログラムを
応用したシステムを利用して
エネルギーに変換するらしいわ。
晴臣
悪魔すら利用する・・・・
何者だ、あの三神という男。

わからないわ、それは。
ただ、ひとつ確かなことがある。

それは彼らが『魔王』と呼ばれる
存在を従えているということ。

いえ、手を結んでいると言った方が
正確かもしれないわね。
勇二
そうか、それで悪魔たちの動きが
統制されていたのか・・・・。
晴臣
しかし、何を交渉材料に
そんな悪魔と取り引きができた?
半端なものではないはずだ。

それは・・・・わからない。
私にも彼らの計画の全貌が
わかっているわけじゃないのよ。

わかっているのは、
一刻も早くMOONを止めないと
取り返しがつかないってことだけ。
勇二
わかった。
俺たちもすぐに合流するよ。
シナリオ9.無間満月の夜に
<クリア前>
勇二
あれがMOON!?

気をつけて!
悪魔たちは最も力を出せる状態を
ずっと保っていられるみたいよ!
キルフォート
勇二のプログラムを使っても
悪魔との交渉はできないんだね。
晴臣
真の満月の時と
同じというわけか・・・・。
勇二
考えててもしょうがない!
とにかく破壊しよう!

<クリア後>
勇二
やったか!?
キルフォート
そのようだね。
MOONは機能を停止したようだ。

これで終わった・・・・の?
晴臣
奴らが生きている限り、
終わりはこないだろう。

A.G.E・・・・。
勇二
・・・・行こう!

シナリオ10.世に現れしもの
<クリア前>
MOONを破壊した勇二たちは
A.G.Eの野望を叩き潰すべく
A.G.Eビルへ乗り込んだ。
そこで待っていた男とは・・・・。

勇二
お前は・・・・三神!
三神
ふふ、やってくれたね、君たち。
本当にMOONを破壊するとは・・・・
驚嘆すべき成長力だ。

MOONを破壊されて、
まだ悪あがきをするつもり?
三神
・・・・どうも君たちは
思い違いをしているようだね。
MOONなどきっかけに
過ぎんのだよ。
三神
あくまでエネルギー採集のための
装置でしかない。
三神
それを破壊されたとて、
我々の計画にはなんら
問題はないのだよ。
勇二
まさか、すでに・・・・?
三神
その通りだよ、勇二くん。
必要なエネルギーは、
すでに十分集まっている。
三神
あとはプログラムを
走らせるだけだ。
キルフォート
ということは、
まだ手遅れではないという
ことじゃないのかな?
三神
ふっふっふ、止めてみるかね?

社長、お時間です。
三神
ん?
もうそんな時間かね。
もう少し遊びたかったが。

あとは私が・・・・。
三神 ふむ・・・・残念だが仕方ない。
ではあとは任せるぞ、岡本くん。
岡本
・・・・はい。
勇二
ちょ、ちょっと待てよ!!
岡本
そこまでよ。
あなたたちのお相手は、
私が務めさせていただきます。
晴臣
女・・・・死にたくなければ
俺の視界から消えろ。
岡本
意味がよくわかりません。
あなたにそれほどの力があるとは
思えませんけど?
晴臣
何!?
勇二
あんたひとりで何ができる!
さっさとそこをどけよ!
俺は三神を・・・・!!
岡本
柏木勇二・・・・。
柏木局長のご子息・・・・。
本当に、よく似ているわね。
勇二
あ、あんたも親父を知っているのか?
岡本
・・・・知っているわ、よく。
できることならあなたとは
戦いたくなかった・・・・。
勇二
なんだよ、それ・・・・。
まさかあんたも悪魔に・・・・?
岡本
三神社長の理想が理解できない
かわいそうな人たち・・・・。
岡本
その悲しい生に、
終止符を打ってあげましょう・・・・。
う、あ、あぁ・・・・!

ああ!?
メデューサ
・・・・・・。
わらわは魔王メデューサ・・・・
悲しき人の子よ・・・・。
メデューサ
せめて苦しまずに死ねるよう、
わらわの胸で眠らせてやろう・・・・。
晴臣
ぬうっ!

きゃあ!!
キルフォート
うっ、く・・・・!
勇二
な、なんだ? みんなどうした!?

か、体がしびれて・・・・
う、ごかな・・・・い・・・・!

勇二
みんな・・・・!
メデューサ
そなただけは、
わらわが直接食ろうてやる。
光栄に思うのじゃな。
メデューサ
抱かれ、ぬくもりの中で死ねる。
それ以外にそなたに
与えられるものはない。

<クリア後>
勇二
・・・・・・。
岡本
う、うぅ・・・・。
晴臣
まだ息があるか。
今、楽にしてやる。
岡本
勇二・・・・くん。
手を・・・・。
勇二
・・・・・・。

勇二くん?
勇二は岡本の手を取り、
そっと握りしめた。
岡本
あり、が・・・・と。
キルフォート
天に召されたようだね。

勇二くん、どうして手を?
勇二
わからない・・・・。
でも、この人からは悲しみしか
伝わってこなかったから・・・・。
晴臣
甘いな。
キルフォート
慈悲の心だね、勇二。
悪魔に成り果てたとはいえ、
最後には人として死ねた。
キルフォート
彼女はきっと、
満足していたと思うよ。
勇二
死ぬことでしか、
解放されないのか・・・・。

解放されるなんて、
まだ幸せな方でしょう。

私のお母さんは・・・・
悪魔の姿のまま、
逝ってしまったわ・・・・。
勇二
・・・・今は考えている時じゃない。
先へ進もう。

・・・・そうね。
晴臣
どうやら無駄なようだ。
エレベーターの電源が落ちている。
キルフォート
こっちは階段が封鎖されてるね。
三神
はははっ!
ご苦労だったね、君たち。
三神
君たちの尽力によって、
ついに魔都創世は成った!
三神
もう間もなくだ。
もうそこまで魔界の胎動は
近づいている!
三神
ははははははっ!!

ま、窓の外が!